クラウド時代のデータ管理(rubrik)
先日VMUGのスピンオフ企画でrubrikさんのところへ行ってきましたので、その話を。
さて、システムをクラウドに移行している会社も多いかと思いますが、
実際にはレスポンスやデータ配置を考慮すると、
一部はクラウド、その他はオンプレ(ハイパーコンバージド含む)
という形が多いのではないでしょうか。
その中でバックアップはどうなの?というと、
・データバックアップ
・システムバックアップ
が対象であり、管理もサイロ化されていることが多く、用途は障害時にのみ復旧する、
という形で昔から変わっておりません。
ここにメスを入れたのが、rubrikです。
クラウド時代のデータ管理は、部分最適から全体最適にしたほうがよいですよね。
するとバックアップデータの分析や使い方も変わってきます。
これらをクラウドデータマネジメントとし、APIファーストアーキテクチャで
実現します。製品自体は以下の特徴があります。
・スケールアウト型による構成の簡素化
・オールインワンのアプライアンスによる容易な設計と構築
こうすることによりバックアップデータに価値が生まれました。
・バックアップデータの中から一部のファイルを検索して復旧
・バックアップデータをクラウド保存する場合、DLPによるデータ保護
そしてなんと、今回、Rubrik CT Chris Wahl 氏も参加し、講演してくれました。
講演後の懇親会の際に聞いたのですが、私と年齢がすごく近かった。
頑張らねば、と思いました(泣
今回はバックアップがテーマでしたので、VMUGメンバーへ私からいくつかディスカッションのネタを出してみました。
①RPO、RTOはどこまで考えているか?
基幹システムのようにプライオリティが高いシステムは考えられていることが
多いですが、PoC等レベルに関しては結構いい加減です。
システム担当は「業務用件次第」といい、業務担当は「基準が分からない」と
言います。各社SLAが規定されており、それに従いバックアップシステムを構築
するわけですが、バックアップ製品は乱立していきます。rubrikさんのような
統合データ管理製品に価値が見出されます。
②システムバックアップとデータバックアップは分けているか?
これは分けている会社さんが多かったですね。しかし、仮想はシステム自体も
データと捉えることもできるので、データバックアップはシステムバックアップに
含む、とされていた方もいました。
また、システムバックアップも取得していないパターンもありました。
冗長化されているため、片方が障害発生してしまった場合、正常な方からコピー
すればよい、という形です。仮想ならではです。